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太陽光が足りているのかが気になる
はい、どうも、あかさです。
先日からレモンの木を室内の鉢植えで育てているわけですが、ちょっと気になる問題が。
それは、日光不足。
…といっても、天気が悪いという事ではありません。むしろ良すぎます。暑いです。酷暑です。そうではなく、単純に「室内だとなかなか光が当たらない」ということです。ベランダに出してしまえばほとんど解決される問題なのかもしれませんが、ほら…虫とかつくじゃないですか。で、ここは室内栽培にこだわりたい!…と。
植物が育つのに必要な光はどれくらい?
それでは植物が育つのにどれくらいの光が必要なのでしょうか。
植物は光合成と呼吸を同時に行っているわけですが、光合成量が呼吸量を上回ると成長するということになります。このポイントを光補償点というらしいです。なので、最低限この光補償点を上回る光量が必要になるわけです。
いろいろ調べてみると、柑橘の果樹の光補償点は1500lx(ルクス)~3000lxくらいのようです。理想をいえば3000lxは欲しいところですが、とりあえず目標を2000lxにしたいと思います。
なるべく窓際に置く
当たり前の事なのですが、やはり窓際の方が日光が当たりやすいはずなので、できるだけ窓際に移動させてみます。
ほぼ真南を向いている窓なのですが、南東側にその窓よりもちょっと背の高い建物があるために朝日などの低い角度の日光はそれほど入ってきません。午後に入ってしまうと太陽は西に移動してしまうので、更に不利な状況に。
それでも決して暗いってわけではなく、普通に生活する分には十分な光量はあります。
それでは実際どれくらいの光量があるのか測ってみます。あかさは照度計を持っていないので、スマホの照度計アプリを使ってみます。今回は「Lux Light meter」というアプリを使ってみました。
結論から言うと、あかさの環境では窓際に置く程度では安定して2000lxの光量を得ることはできませんでした。
というのも、基本的にレースのカーテンを閉めっぱなしにしているので、思ったほどの光量がありませんでした。カーテンを開け放つと3000lx~5000lxくらいあったのですが、ご近所に私生活を晒す気にはなれずに断念。
LUCHE(ルーチェ)を使ってみる
光が足りないなら補えばいいじゃない。ということで、植物栽培用のライトを使ってみることにしました。
まず目に止まったのは「LUCHE(ルーチェ)」という商品。なんといっても見た目がオシャレ。しかも3,000円という安さ。照度も5200lxと記述してあります。USBで電源を確保できるのもポイントが高いですね。これは期待できるのではないでしょうか!早速ポチります。
商品が到着しました!
内容はこんなかんじです。
明るいと分かりづらかったので暗くした状態で撮影しました。
照度の5200lxというのも80mmの距離での話なので、なるべく近づけるように調整しました…が、なんか違う感じがしますね。そもそもLUCHEの想定している植物の大きさを完全に超越している気がします。照度を測ってみても下の方は300lxとかになってしまっていて、とても健康に育つとは思えません。
IKEAの栽培用LED電球 VÄXER(ヴェクセル)を使ってみる
LUCHEを試したあとも植物栽培用のライトをいろいろと探していたのですが、あかさのレモンの木の大きさに対応したものを探すとそれなりのお値段のものに行き着いてしまいます。
そんな中、IKEAの「VÄXER(ヴェクセル)」なるものを発見。E26型の電球タイプの植物栽培用LEDライトのようです。以下IKEAのサイトの引用です。
人間の目よりも植物のほうが光の色に敏感です。
標準的な光源にくらべて、LED栽培用電球の発光スペクトルには青色や赤色の波長が多く含まれているので、植物が健康に育ちます。栽培用電球に肥料と水さえあれば、植物が丈夫に育ちます。
暗い場所でも1年を通じて植物を屋内で栽培できます。
LEDを使用。白熱電球に比べて消費電力が約85%少なく、20倍長持ちします。住宅用照明には適していません。
植物の育成に適した波長の光を出す照明として設計されています。土の表面より30cm位離して設置してください。
照射範囲は最大で半径約12.5cmです。調光器には対応していません。LEDの寿命は約2万5千時間です。スイッチを入れると瞬時に明るくなります。
しかも、この内容で999円!!
これは確実に試す価値ありなヤツですよね!今回は実際にIKEAの店舗で購入。
VÄXERを取り付けるフロアライトも一緒に購入して、早速取り付け。今回も暗くして撮影してみました。
左側にLUCHEも並べてみましたが、光量も圧倒的です。レモンの木全体が2000lx以上の照度を確保できました。真ん中あたりは15000lx以上ありました。
ライトの部分を拡大してみると、中央に赤いライトが5つ配置されているのが分かります。これが、植物の光合成に必要な赤い波長の光を出しているようですね。
まとめ
これで、とりあえずの目標「2000lx以上を確保する」が達成されました。
あかさの場合はライトを設置するスタンドも購入したのでそれなりの出費になってしまいましたが、E26という型は日本では一般的な型なので、すでに証明器具を持っている場合はVÄXERを999円で購入するだけです。これは試して損はないと思いますよ!
あ…それから、VÄXERは普通のLEDライトよりも直径が大きいので(95mmくらい)VÄXERが傘の中に収まるかどうかだけは要確認です!
とりあえず、このまま様子を見て、また続報をお届けしたいと思います!
2021.6.30 追記:VÄXERはすでに販売を終了しているようです。代替用品も今後チェックしていきたいと思います。